首、頭の症状
首、頭の症状
慢性的な首の痛み(40代、男性、工場勤務)
<どのような症状か>
頭を左後方へ倒すと、首が痛む。
約一年前、交通事故に遭い、ムチ打ち症になった。
整骨院へ通い、マッサージと電気治療を受けているが、治らない。
<見立てと施術>
全身の疲労もあるため、全身を緩め、体幹、骨盤、股関節を整える。
それで確認したところ、痛みに変化なし。
原因(交通事故)と痛みの状態から、動作時の関節転位を疑う。
頸椎の調整をしたところ、痛み消失(0%)。
<指導と経過>
初回施術にて、痛み消失。
その後、半月~一ヶ月に一度、メンテナンスのため、継続来院中。
初回来院より3ヶ月経過しているが、痛み再発は無し。
<ひとこと>
事故や怪我の後遺症でお悩みの方は、非常に多いと思います。
そのような場合、わずかな関節の転位(ズレ)が原因であることが多々見受けられます。
しかし、このズレはレントゲン等では、発見できません。
なぜなら、動作時のズレであり、しかもミリ以下のズレだからです。
これはいくら電気をあてても、湿布をはっても、治るわけがありません。
正しい見立てと正しい施術を受けないと、いつまでも痛みを引きずります。
このような症状がある方は、ぜひご相談ください。
めまい、頭痛、肩こり、首こり(30代、女性、会社員)
<どのような症状か>
約半年前に自宅で倒れ、救急車で搬送された。
病院では「メニエル病」と診断され、薬を数種類、処方される。
医師の指示通り服用するが、症状は改善されず。
他の病院へも通うが、原因不明で、服用する薬が増えるばかり。
マッサージ、鍼灸院などへも通うが、改善はされず。
その後、心療内科にて、受診する。
新たな薬が処方され、服用する種類が増える。
常に、フラフラと、揺れている感じがする。
肩こり、首のこりも半端ではない。
後頭部が重い感じ。
夜は、あまり眠れない。
<見立てと施術>
首と肩を中心とした、身体の過緊張、及び、複数種の薬物を常用することによる、自律神経の乱れと推察。
初回は、全身を緩め、調整をする。
その結果、首と肩のこりが、激減したことを自覚。
<指導と経過>
長期間の多剤投薬に起因する好転反応を懸念、それを伝える。
案の定、2回目の施術後、体調が悪化。
数日間、安静にすることにより、体調は徐々に回復。
その後、初回より約一か月間で、合計7回施術。
体調は、日常生活に支障がない程度になる。
8種類処方されていた薬は、すべて本人の意思により服用中止。
その後も、二週間~一ヶ月に1回程度、施術継続。
初回より二ヶ月後には、ほぼ通常状態に復調。
現在も、メンテナンスのため、一ヶ月に1回程度、来院中。
<ひとこと>
冒頭に述べましたが、現在、たいへんに多い症状です。
圧倒的に女性に多いですが、男性の方も多数お見えになっています。
病院では、内耳のリンパ水腫と診断されることが多いようです。
しかし、本当の原因は、身体の過緊張と、自律神経の乱れが多い。
私は、そのようにみております。
特に、首の筋肉の過緊張が、さまざまな弊害を招くようです
しかし、首をいくらマッサージしても、効果はありません。
そればかりか、強いマッサージは、更なる緊張を招き、却って悪化させる場合があるからです。
首は、非常にデリケートな部位です。
取り扱いには、細心の注意が必要です。
また、病院で、薬物治療で治癒しない場合、「精神的なもの」と言われ、心療内科を紹介されることも多いようです。
パニック障害や過呼吸、あるいは精神不安定を起こす方も多いからです。
しかしほとんどの場合、処方される薬が増えるだけです。
その結果、余計に症状を複雑化、悪化させてしまう場合が多いようです。
そして、
「これだけ薬を飲んでるのに、治らない」
「一生、このままではないか」
そう考えてしまうようです。
不安、焦り・・・
そうやって、ますます苦しくなります。
完全に、負のスパイラルにはまっています。
でも、私たちからみれば、みなさん、逆をやっておられます。
そんなにたくさん薬を飲むから、治癒しないのです。
薬を服用すると、交感神経が亢進します。
血管が収縮し、血液の循環を阻害します。
体液のペーハーバランスが崩れ、免疫力も落ちます。
たった一粒の錠剤でも、薬の効果は強力です。
身体に、深刻な影響を及ぼします。
それを複数、しかも長期間服用したら、いったいどうなるでしょうか。
少し考えてみれば、わかることなのに、みなさんお医者さまの指示や処方を盲信されます。
私たち整体師は、医療従事者ではありません。
ゆえに、薬の服用や中断の指導は、やってはなりません。
私たちができるのは、一般教養をお話したり、経験をお伝えするだけです。
その結果、どうされるかは、みなさん次第です。
前述の通り、首はたいへんデリケートな部位です。
首の過度な緊張や疲労が、さまざまな症状を招きます。
首は常に、約6キロの頭を支えています。
その厳然たる事実を考えれば、なぜ首が疲労したり、緊張するか、それがよくおわかりかと思います。
大切なのは、姿勢の改善であり、生活習慣の改善です。
頭痛、めまい、肩こり(40代、女性、会社員)
<どのような症状か>
以前から肩こりに悩まされている。
半年ほど前に、突発性難聴になった。
点滴と投薬で治ったが、それ以来めまいと耳鳴りがする。
夜が、特にひどい。
頭痛もひどく、常に頭痛薬が手放せない。
時々、腰痛もある。
<見立てと施術>
仕事の際の姿勢とストレスによる、上肢の過緊張と推察。
全身調整により、肩こりの軽減を実感。
<指導と経過>
それまで行っていた、肩のマッサージはやめるよう、提案。
入浴時間が極端に短いため、ぬるめの湯に10分程度浸かるよう、指導。
仕事の都合により、1~2週間に1度、施術を行う。
毎回、一進一退を繰り返すが、全般的には体調改善を実感。
初回より6か月経過、合計15回の施術を終えた頃は、当初の症状すべてが気にならない程度に軽減される。
手放せなかった頭痛薬も、ほとんど不要となる。
現在は、メンテナンスのため、1ヶ月に1度、継続来院中。
<ひとこと>
重度の頭痛が慢性的に起こる場合は、まずは専門医に相談し、検査を受けることをお勧めいたします。
脳腫瘍、動脈硬化、脳膜炎、くも膜下出血など、重篤な病気が隠れているかも知れないからです。
しかし検査の結果、何も異常が発見されなければ、身体の歪みや、過度な緊張が原因であると考えてよいしょう。
実は、頭痛のほとんどが、そうではないかと私は考えています。
頭痛は、大きく、血管拡張が原因となるものと、頭頸部筋肉の過緊張が原因となるものに分かれます。
どちらか一方だけ発症する場合もありますが、慢性的に頭痛をお持ちの方は、両方を発症する場合が多いようです。
いずれにせよ、過緊張を解除し、自律神経のバランスを整えること。
それが、必要です。
そして、なぜ過緊張を起こしたか。
なぜ自律神経のバランスが乱れたか。
それをよく考えることが大切です。
原因はひとそれぞれですが、仕事や日常生活における姿勢が大きな鍵を握っています。
それから、身体の使い方です。
手指や腕の極度な疲労が、影響をする場合もあります。
目の疲れや精神的なストレスも、見逃せません。
つらい頭痛を根本的に解消するには、生活習慣の見直しが必須です。
肩や首のこりから、頭痛を起こす場合も多いです。
しかし、肩や首をマッサージしても、ラクになるのはその場だけです。
押しても揉んでも、肩こりは解消されません。
最悪の場合は、さらに緊張を強め、頭痛を悪化させることもあります。
十分にご注意いただきたいと思います。
頭痛薬は、たいへんよく効くものが、薬局で市販されています。
それを気軽に使う人が、たいへん多いです。
私の経験上、それは非常に危険なことであると考えます。
なぜなら、あくまでも一時的に症状を抑えているに過ぎないからです。
頭痛薬に限らず、薬の常用は避けた方がよいというのが、多くの心あるお医者さまや専門家の意見です。
特別な病気でない限り、慢性頭痛は解消できます。
原因を取り除けば、根本的に治るのが、当たり前なのです。
決してあきらめないでください。
首の痛み(50代、男性、公務員)
<どのような症状か>
20年くらい前から、首に不調を抱えている。
首にチクチクとした痛みがあり、特に左肩を動かすと、強い痛みがある。
病院で、レントゲン、及びMRIにて検査をしたが、異常なしと診断された。
その後、鍼灸院へ通ったが、あまり改善されず、あきらめていた。
<施術の経過と結果>
合計2回施術、所要期間3日、症状完治。
初回は、体幹と骨盤の調整、及び頚部周辺筋群の弛緩を行う。
その結果、かなり症状が軽減する。
2日後に2回目の施術を実施。
首の可動域が大きくなり楽にはなったが、芯に痛みが残るとのことであったので、頚椎を調整。
その結果、痛みは消失した。
<院長コメント>
よかったですね。
20年来の痛みが、たった2回で消失したので、驚かれたことでしょう。
今回のように、原因の把握と適切な処置をすれば、ごく短時間で改善される症状も多いのです。
長年の症状だからとあきらめず、まずはご相談いただければと思います。
めまい(30代、男性、会社勤務)
<どのような症状か>
一日に数回、船を下りた直後のように頭がフワフワするめまいが起き、気持ち悪くなる。
首の後ろが重く、顔面右から頭にかけてシビレ、手にもシビレがある。
上記の症状により、仕事にも大きな支障がある状態である。
脳外科、内科、神経内科、耳鼻科でCTや血液検査等さまざまな検査を受けたが、いずれも異常なしと言われた。
<施術の経過と結果>
1回目の施術後、首の重さがずいぶん楽になる。
翌日、2回目の施術をおこなうが、その後、めまいの回数が減ったほか、顔面から頭にかけてのシビレがほぼ解消する。
1日空けて3回目の施術を実施した後は、めまいはほぼ解消、手のシビレも解消される。
その後一週間、各症状が発生しなかったため、4回目で終了とする。
<院長コメント>
たいへんに多い症状です。
多くの場合、過労による首の筋肉の過緊張が原因です。
今回は、初期に日を詰めて施術を受けていただいたのが、早期改善につながりました。
しかし、何よりも日常において身体を大切に使うことが肝要です。
お伝えしたアドバイスを守り、自己療法と取り入れながら、症状が再発しないようにしてください。
耳鳴り(30代、女性、主婦・会社員)
<どのような症状か>
約2年前、仕事を始めてしばらくしてから、耳鳴りを意識しだした。
高い目の音が、仕事中にとても気になる。
肩と背中の痛み(こり)も、なかなかとれない。
<施術の経過と結果>
合計6回施術、所要期間約2ヶ月、症状半減。
3回目までは日を詰めて施術。
音が低く感じるようになったため、その後、徐々に間隔を空ける。
また、自分の生活の状況と耳鳴りの相関関係が把握でき、気持ちがラクになったとの感想。
三週間間隔を空けても、症状が半減しており、あまり気にならないレベルに達したため、いったん終了とする。
<院長コメント>
よかったですね。
あとはご自分の力で、より改善に向かっていかれるはずです。
実は、耳鳴りは、誰でもしているものなのです。
多くの場合、耳鳴りの原因は、身体の中で生じている音です。
健康な状態であれば、聞えても聴こえないよう身体が調整します。
しかし、疲労やストレスが原因で自律神経のバランスに乱れが生じると、不要な音を聴いてしまうようになります。
長年の症状であっても、数ケ月あれば自然に治まります。
原因不明の頭痛(10代、男子、小学生)
<どのような症状か>
昨年から、原因不明の頭痛がある。
そのために、気持ちがふさぎこむことがある。
朝起きた時にしんどく、フラフラすることがある。
小児科で検査をしてもらったが、どこにも異常がないとの結果であった。
<施術の経過と結果>
合計6回施術、所要期間1ヶ月強。
3回目の施術以降、症状の軽減を自覚。
6回目の来院時には、症状がおこらなくなっていたため、そこでいったん終了とする。
<院長コメント>
元気になられて、私もたいへん嬉しく思います。
最近は、お子さまでも肩こりや腰痛を訴える例が増えています。
今回のように、頭痛やふらつきを感じるお子さまも多いです。
このような場合、まずは病院で検査を受けてください。
それで異常がなければ、骨格の歪みや筋肉の過緊張が原因の場合がたいへん多いです。
お子さまは治癒力も高いので、改善も早いです。
心当たりのある方は、ぜひご相談いただければと思います。
めまい、肩と首のこり(50代、男性、会社員)
<どのような症状か>
三週間くらい前から、運転中に意識が遠のく感じがする。
景色が逆転するような感じであり、眠気とは異なる。
眼科で検査したが、異常がないと言われた。
肩と首のこりもあり、頭が別物という感じがする。
<施術の経過と結果>
合計3回施術、所要期間約二週間。
初回の施術で肩や首のこりが約7割程度軽減。
2回目の施術で肩こりはほとんど無くなり、運転中の症状もないため、3回目の施術終了とする。
<院長コメント>
よかったですね。
運転中の姿勢と、過度な緊張が大きな原因かと思います。
姿勢の指導を守ってくださったおかげで、改善も早かったと思います。
ありがとうございました。